【短】そんな私のバレンタインデー
「うまく作れてるといいなぁ」
「ハハッ、
望美…ほっぺにチョコついてる」
雅は私に手鏡を差し出してきた。
「あっ、本当だ」
ほっぺには、ストロベリーチョコレート
がちょこんとついていた。
「ていうか、手鏡かわいい!」
雅に渡された手鏡はデコられていて、
女の子らしいなぁ。
キラキラしたスパンコールに
造られたチョコレート、
綺麗な色のした砂が着いていて。
「ありがとう、今度一緒にやるぅ?」
雅が目を輝かせた。
「うんっ」