私の先輩
▲修太 side
萩原咲姫…
なにもんだよ…
なんであんなに可愛いんだ?
あいつの笑顔忘れらんね…
くっそ…
「ねーしゅうちゃん?咲姫ちゃんのこと好きになっちゃっんでしょ?」
そう言って太陽は笑う。
好きなのか?
会ったばかりだぞ?
俺は気を紛らわすために太陽に言った。
『お前はどうなんだよ!』
「俺?どっち?さきちゃん?」
『じゃねぇよ!』
あ…太陽はこれを狙ってたんだ。
「ふふ!まあいいよっ♪」
『どうなんだよ!』
「萌ちゃん?うとね…初めてです!みたいな子苦手なんだよねー。いろいろするとき大変でしょ?」
『お前って奴は…』
俺は呆れた。
こいつはその名の通り太陽みたいな暖かで爽やかな笑顔を振りまいといて実は、野獣なんだ…
『さきにだけは手ぇ出すなよ!』
「へへっ♪わかってるよん」
こいつはー