狼桜~美少女と暴走族~
修side
前々から、コイツは過去があるんだろうと思ってた。
でも、事実はあまりにもひどくて。
俺でも、抱えきれそうにないのをコイツは一人で抱えてたんだと思うと、なんとも言えねぇ気持ちがわいてくる。
“コイツを守りてぇ”
俺・・・惚れてんな・・・コイツに。
「ん・・・んぅ・・・」
修「起きたか・・・」
「へ?」
修「お前、寝てたんだぞ?
1時間半くらい。」
「え?今何時?」
修「昼の2時半。」
「ふわぁ~。」
修「聞いてんのかよ・・・」
「ひいへふほぉ~(きいてるよぉー)」
あくびしながら言うなっつーの。