俺の彼女はストーカーです


だから俺は手をぐいっとひっぱり
手をつないだ


『あ、あの!岩本くん!!』


「俺、大我」


『えぇ?!』


「岩本くんって呼ぶの無しな」


『へぇぇぇ?!』


とか言って俺は月村って呼んでるけど


『た、たい…』


お、頑張ってる


『たたたったたたた、たた』


「何回「た」って言ってるんだよ」


『ご、ごめんなさい…』


月村はかなり凹んでしまった。

なんか悪い事したかも


『あ、私はここで…』


「あー、そっか。分かった、じゃあな」


あんま喋れなかったな…

また明日一緒に帰ればいいか…



「明日もだからなー」


『ふぇぇぇ?!』


彼女は顔を赤くして俺を見た


その後は、フラフラして帰って行った

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