年下×年上な関係〜田舎の彼と都会の私〜
Part2
恋の芽生え
「〜ん…………」
眩しい光と蝉の声で目が覚める。
「未来!!起きなさい!!学校でしょ」
「…わかってる……」
お母さんの怒鳴り声が耳の中で響いていて痛い…
「……で、昨日は学校の下見行ったの?」
お母さんが箸をテーブルに置いて言う。
「あぁ下見?行ったけど…」
肉まん校長を思い出す。
「…行きたくなぁぃ……」
「えっ?なんか言った?」
「んッ!!!?えっいや…早く行きたいなぁって…」
まるっきり嘘だよ?だってあんな顔それに声想像しただけで……ウエッ……
「それはよかったわ!!じゃぁお母さん仕事行くから夜学校の事教えてね」
「…ゥィー…」
箸を口にくわえたまま適当に答えた。