年下×年上な関係〜田舎の彼と都会の私〜
先生が立っている教卓の前まで歩いた。

「さっ自己紹介!!!」

「……はい」


顔を上げ教室を見渡した。



えっ!!?


1、2、3…………………8人…



8人だけぢゃん!!!!


超少ないんだけど!!!



びっくりして口が閉まらなかった。



「……奏木さん!!!自己紹介!」

「はっ!!!そうだった……」



唖然してしまいすっかり忘れていた。

「えっと………東京からきました。奏木未来です。少しの間ですがよろしくお願いします…」



拍手が響き渡る…




ふ‐……なんとか第一関門突破


「ぢゃぁ…奏木さんは………一番後ろの…柳澤くんの隣に座ってちょうだい」


先生が指を指す方へ歩いた。





椅子に座ったとたんいきなり隣の男子に話かけられた。



「こんにちはっ♪♪♪俺、柳澤拓人。一応このクラスの学級委員をやってるんで………わからないこととかあったらなんでも聞いてね♪♪」


すごい笑顔で言ってる。

やばい……超格好良いんだけど…




「…あっはい♪♪♪よろしくお願いします♪♪」


「よろしく!♪♪」



そう言って彼はどっかへ消えた









「…………うわぁ…やばい♪♪」

1人で盛り上がってると

「…………こっこんにちは……」



1人の女の子が近寄ってきた。


背がちっちゃくて顔が幼いから高校生には見えなかった。


「私、森本咲♪友達になってほしいんだけど………いいかな?」


「全然♪♪♪すっごい嬉しい♪♪♪よろしくね!!」

そう言うと彼女の頬がグッっと上がった。


「ありがとう♪♪♪♪♪私の事は咲でいいよ♪♪♪奏木さんは……未来でいい?」


「うん♪♪♪♪♪咲♪♪」

「ありがとう♪♪♪未来♪♪」


2人で爆笑して騒ぎまくった。

こんな友達がほしかったんだよね。


咲と出会えて本当によかった。




最高の友達です。
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