年下×年上な関係〜田舎の彼と都会の私〜
すると1年の男子2人が教室の前で殴り合いをしていた。
ふと見ると1人の男子は腕にガラスの破片がささり大量の血が流れ出ている……にも関わらずまだケンカしている。
まったく1年は…
「ちょっと!!!やめなよ!!」
大声で言ったけれど全然聞こえてないみたい。
頭の中で何かがぷちっと切れる音が聞こえた。
「…………うぅ……………いい加減にしろぉ!!!!人の話をきけぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
窓が震えるぐらいの声を出してしまったみたい。
「…………………」
すると2人はびっくりした顔で私を見た。
恥ずかし……なんで私あんなことを………
すると1人の男子が自分のクラスに帰っていった
「……はぁ………よかったよかった…………!!!」
もう1人の男子が床に膝をついて倒れた
「ちょっと君………大丈夫?」
私は彼の元へかけよった。
「…うっ……いてぇ……」
腕から血が溢れでている。
何気なく彼の顔を見た。
うわぁ…かっこいい……
まるで妻夫木くんだよ〜…
えっ…!?
えぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「…君は……あの時の?…」
彼は朝ぶつかったあの神崎クンだった。
神崎クンもびっくりしている様子
「!!!えっ……!!!3年生だったんですかぁぁ!!」
私を指差して叫んだ
「…うっ…いたたた……」
「…もうバカだねぇ……叫ぶから痛むでしょっ……と」
ハンカチを傷のところに巻いた。
「………ありがとぅございます…」
「…………ぢゃぁ…もうケンカしちゃだめだよ?」
そう言って私は逃げた‐‐