年下×年上な関係〜田舎の彼と都会の私〜
ガラガラ…
「…失礼しまぁす……」
重い木のドアを開けると
なんだか懐かしい香りがした。
机が綺麗に並べられていて壁にはいろんな掲示物が貼られていた。
「……ん〜…ここは……?」
掲示物を見てみると
〔1年2組 みんなの夢〕
「…あぁぁ!ここ1年生の教室だったんだ……私も1年生の時代があったなぁ」
1年生の時…
たしか…
大好きな先輩に告白して…付き合ったけど2年の時…
〔やっぱ年離れてると無理だな〕
あの言葉がまだ傷になっている。
だからもう恋をしなくなったんだよね
「……あぁぁ…忘れよう!忘れよう!!!」
おもいっきり頬を叩いて我にかえった。