私のお人形
■対決
家に帰ると、ママは部屋中の鍵を念入りに確認した。
一つでも見落としていたらセーラが入ってくるかもしれない。
そう考えたのだろう。
でも、ママ。
セーラは鍵が閉まっていたって関係ないの。
どんなことをしたってやってくるのだから。
さすがにママには言えなかった。
むやみに怖がらせるだけだわ。
「ママ…」
私はママのベッドにもぐりこむ。
そしてママの胸の中に顔をうずめる。
「ユリちゃん、大丈夫よ。ママがついているわ」
ママの匂い。
甘くてやさしい匂い。
この匂いに包まれていたら、不思議と落ち着いていられる。
セーラはすぐそこに来ているかもしれないのに。
一つでも見落としていたらセーラが入ってくるかもしれない。
そう考えたのだろう。
でも、ママ。
セーラは鍵が閉まっていたって関係ないの。
どんなことをしたってやってくるのだから。
さすがにママには言えなかった。
むやみに怖がらせるだけだわ。
「ママ…」
私はママのベッドにもぐりこむ。
そしてママの胸の中に顔をうずめる。
「ユリちゃん、大丈夫よ。ママがついているわ」
ママの匂い。
甘くてやさしい匂い。
この匂いに包まれていたら、不思議と落ち着いていられる。
セーラはすぐそこに来ているかもしれないのに。