あたしだけの太陽
タイトル未編集
いつもと違う
いつもと変わらない朝。
キーんコーンカーンコーン・・・
教室のドアを開けて、見慣れた風景の中に溶け込む。
見慣れた場所。
見慣れた人。
高校に入学して、一学期が残り1ヶ月。
「おーい、立花」
教室に入ってばかりなのに、
廊下から先生に呼ばれて 振り返って戻ることにする。
「おっ、委員長じゃん。おはよう」
「・・おはよ」
二ヒヒ、ってクラスの男子が笑ってきたけど、
苦笑いで返してしまう。
入試の点数がクラスの中で良かったらしく、
先生に無理やり委員長にされた。
仲いい友達以外のクラスメートのみんなはあたしのこと
委員長って呼ぶけど。
あたしの本当の名前は知ってるのかな、と思う・
教室に入って、窓際の自分の席に向かう途中。
友達の恵梨と夕貴が話しかけてきた。
「おっはよー、早紀」
「おはよ、何でそんなテンション高いの?」