あなたはもういない。



授業があっという間に終わり
放課後。

放課後はいつも3人でいる。
その後は大体さくらが
あたしの家に来たりすることが
多いかな。


「ねぇななちん?
最近彼氏とはどうなの??」

「相変わらずだよー」

「いいないいな!
さくらもらぶらぶしたいー!」

「あたしもー」

「「!?」」

「なによ?」

「ごめん。あんたの口から
出るとは思わなかった」

「なんでよ?」

「だって、いつも遊んでるぢゃん!」

「あれ?言ってないっけ?」

「「なにを??」」

「聞いておくなかれ!
あたしは今年をもって!
真面目に好きな人探しをすると
決意し、ここに宣言しまする!」

「なにしまするって笑
でもそう決めたなら応援するけど」

「さくらも応援する!
てかさくらもがんばるもん!!」



「はははははっ
お前ぢゃ無理だよ、たらこ!」


この声は…

しかもたらこ扱い。
あいつしかいない


そう、あたしはたらこ唇
女子には分厚くて色気あるなんて
言われるけど

あたしはうすい唇のが
絶対いいと思うんだよね。


「で、なにが無理なのよ!
ていうか女子の会話に入ってくんな」

「あら、女の子がそんな口調で…
あ、さくらちゃんはがんばってね!
可愛いからきっとできるよ!!」

「ほんとー?ありがと!
さくらがんばるー!!」

「てか春太誰目線だし!
そこまで言うならなんかしてよ!!」


「えー……。


!!!!!
ぢゃあさ!合コンしない?
俺セッティングするからさ」


「さくらそういうのちょっとなぁ」

「いいぢゃんいいぢゃん!
あんた達彼氏いないんだし?
ぱーっといってきなよ!」

「ななちんもこう言ってるし
さくらも行こうよ!!」

「ななも舞美もこう言うなら
行ってあげてもいいかなぁ」

「まぢで!?
とか言ってさくらちゃん
結構、名案だと思ったでしょ!
ぢゃあ詳細決まったら
連絡すっから楽しみにしとけよー!」



そんなこんなで
あたしとさくらは合コンに
行くことになった。

実はあたし達2人は
合コンというのははじめてなのだ…。


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