あなたはもういない。

合コン



あれからあっという間に
日曜日になった。


昨日はさくらと一緒に
ファッションショーをやっていた。


結局
さくらは白とピンクの
可愛らしいさくらに似合う
ワンピースに決めた。

髪の毛はくるくるに巻いて
化粧もバッチリ!


あたしは…
て、どうでもいいか笑



「ねぇー舞美ー!
変じゃないー???」

「大丈夫!可愛いよ!!
食べてもいい??」

「舞美の変態。」

「うるさい!
てか遅くない?」

「まだきてそんなに経ってないよ?
もしかして結構舞美
楽しみだったの?笑」

「…。う、うるさいなぁ。だめ?」

「へへへ。うれしい!!!
さくらだけかと思ってたから!」

「わかった!わかったから
ちょっ、離れてよーーー!!!」


「お前らまさかのレズかよ?笑
俺ら来た意味あるのか?笑」


……。

またこういう時に。


さ、く、らー…。


「はじめまして!
さくらって言います!
名前聞いてもいいですか?」


はや!?もう!?

てか切り替えはやいよー!


「さくらちゃん待って待って!
これから皆で話せるとこ行こ?」

「あはは!ごめんごめん!
ついお兄さんがかっこいいから笑」


さくらって意外と積極的なのね。
はじめて知ったよ笑


それで4人が向かったのは喫茶店。


てか、合コンっていうの???笑


まぁさくらが喜んでるからいっか!


って。

よくないぢゃん。

お連れのお兄さん
さくらが狙ったら
あたし春太???

いや、ないないないないない。

死んでもあり得ないから。


だって中学のとき
給食のデザート取られたり
いじられたりして
散々泣かされたし。

今となっては思い出だけど
そんなやつとらぶらぶ?

無理無理無理無理。


まぁ今日はしょうがないか…


「へぇ〜ゆうまくんは
帽子集めるの好きなんだねー!」

話し結構はずんでんぢゃん!

「舞美ー!話し聞いてる??」

「聞いてた聞いてた!ごめんね」

「もぅー!このお兄さんは
ゆうまくんっていって同い年!」

「そうなんだぁよろしくねー
…???タメ!?うっそ!?」

「ほんとだよ笑
舞美ちゃんだっけ?よろしくね?」

「おい、たらこ
どうせ話し入らねーの
見とれてたんだろ?笑」

「初対面でさすがにがん見
しないですー!
ていうかこれ合コンぢゃないぢゃん!」

「いいぢゃんいいぢゃん!
親睦会だと思ってさ!
さくらちゃんもそう思うでしょ?」

「うんうん!さくらは
ちょーうれしいよ??
舞美いやなの?」

「い、いやとは言ってないよ…
ほんとさくらはずるいな!
可愛すぎるよー!!」

「たらこレーズンきもいぞー」

「だれがたらこレーズンぢゃ!」

「え?レズぢゃないの?笑」

「なわけないでしょ!
あんたみたいなゴリラホモに
言われたくないですー!」

「ぶっゴリラホモ。」

「おいゆうま今笑ったろ?
てかさくらちゃんも笑いすぎ」

「笑うってことは
お似合いってことよ!
ざまーみろー!!!」

「てかその辺にしとけよ笑
笑すぎてお腹痛いから
お前ら夫婦漫才でもしてろよ」

「「だれがこんな奴と夫婦に!」」

「「真似しないで(すんなよ)!」」

「あぁー意気ぴったりだねー!
いつからそんなに仲良しだっての?
舞美も言ってくれればいいのに」

「さくらなんか勘違いしてるよ…」



そんな感じで合コン?
は無事終了しました。

家に帰った途端
さくらの弾丸トークが
始まったのは言うまでもない。


さくらに先越されちゃうかぁ…

まぁゆうまくんなら許してやろう!


ふぁーあ眠たい。


さくらごめん。
おやすみなさい。


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