鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
そこで。
「マット」
三浦は彼の顔を見た。
「綱渡りは得意か?」
「……何だって?」
マットは怪訝な表情をする。
「確かに通りはゾンビどもでいっぱいだ。まともに徒歩で移動していれば、すぐに見つかって囲まれてしまう。だが…」
三浦は窓からあるものを指差した。
「…電線?」
「ああ」
三浦は頷いた。
「マット」
三浦は彼の顔を見た。
「綱渡りは得意か?」
「……何だって?」
マットは怪訝な表情をする。
「確かに通りはゾンビどもでいっぱいだ。まともに徒歩で移動していれば、すぐに見つかって囲まれてしまう。だが…」
三浦は窓からあるものを指差した。
「…電線?」
「ああ」
三浦は頷いた。