鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
「三浦」
小川が三浦の肩を叩く。
「隊に復帰したら、お前が分隊長だ。以降は『三浦分隊』として、俺の小隊の中に組み込まれる」
「俺が、分隊長っ?」
三浦は思わず病室で大声を上げてしまった。
「し、しかし俺は…」
「ああ…お前は無謀で無鉄砲な面がある。指揮官としては未熟だろう。冷静な判断力ならば、谷口の方が指揮官向きだ…だが、俺は階級のみでお前を次の分隊長に選んだ訳じゃない」
小川が三浦の肩を叩く。
「隊に復帰したら、お前が分隊長だ。以降は『三浦分隊』として、俺の小隊の中に組み込まれる」
「俺が、分隊長っ?」
三浦は思わず病室で大声を上げてしまった。
「し、しかし俺は…」
「ああ…お前は無謀で無鉄砲な面がある。指揮官としては未熟だろう。冷静な判断力ならば、谷口の方が指揮官向きだ…だが、俺は階級のみでお前を次の分隊長に選んだ訳じゃない」