鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
人民軍敦賀上陸
山の斜面を滑り降りながら、小川分隊はトンネルへと近づく。
トンネルの左右の壁に張り付き、まずは内部の様子を窺う。
「……」
谷口と三浦がアイコンタクトをとる。
誰かがいる気配は感じられない。
が、気配を殺して潜んでいる可能性がない訳ではない。
89式小銃を構える谷口、M4カービンのグリップを握り締める三浦。
緊張の糸を張り詰めさせて、二人はゆっくりとトンネル内に入っていく。
トンネルの左右の壁に張り付き、まずは内部の様子を窺う。
「……」
谷口と三浦がアイコンタクトをとる。
誰かがいる気配は感じられない。
が、気配を殺して潜んでいる可能性がない訳ではない。
89式小銃を構える谷口、M4カービンのグリップを握り締める三浦。
緊張の糸を張り詰めさせて、二人はゆっくりとトンネル内に入っていく。