鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
「考えてみろ」
小川は豊田の顔を見る。
「ニミッツ級8番艦には、3千もの乗員が搭乗可能だ。にもかかわらず、核コントロールを奪還しようとするディアボがたったこれだけというのは不自然だ」
つまり、まだ艦内に相当数の敵兵が残存しているという事。
甲板に出てきたディアボは、敵兵のごく一部という事だ。
そして、艦内に残っている敵兵の殆どは恐らく…。
「三浦君…」
愛しい男の身を案じてか。
麗華が小さく呟いた。
小川は豊田の顔を見る。
「ニミッツ級8番艦には、3千もの乗員が搭乗可能だ。にもかかわらず、核コントロールを奪還しようとするディアボがたったこれだけというのは不自然だ」
つまり、まだ艦内に相当数の敵兵が残存しているという事。
甲板に出てきたディアボは、敵兵のごく一部という事だ。
そして、艦内に残っている敵兵の殆どは恐らく…。
「三浦君…」
愛しい男の身を案じてか。
麗華が小さく呟いた。