鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
しかし三浦の事を思えば、迅速な救護が必要なのは当然だった。
もうこれ以上、現場の処置ではどうする事も出来ない。
設備の整った施設で早急な治療を施さなければ、命に関わる。
「…警戒を厳にせよ」
小川は言う。
「これより救護ヘリを要請、三浦を病院に搬送させる。人民軍にこちらの位置を特定されるのは間違いない。絶対にヘリを落とさせるな。何としても三浦を搬送させるんだ」
「了解!」
谷口が89式小銃に新しい弾倉を装填する。
小暮もまた、M4カービンに弾薬を込めた。
もうこれ以上、現場の処置ではどうする事も出来ない。
設備の整った施設で早急な治療を施さなければ、命に関わる。
「…警戒を厳にせよ」
小川は言う。
「これより救護ヘリを要請、三浦を病院に搬送させる。人民軍にこちらの位置を特定されるのは間違いない。絶対にヘリを落とさせるな。何としても三浦を搬送させるんだ」
「了解!」
谷口が89式小銃に新しい弾倉を装填する。
小暮もまた、M4カービンに弾薬を込めた。