Animl life ~アニマル ライフ~


「そろそろ帰ろっかぁー」


そう瞬が言った

私はまだ紫音の所に居たかったけど

今日、目を覚ましたばっかりだし

迷惑…だよね

また明日こようかな


今日は土曜日だし明日も学校はない



「あぁ
じゃあな紫音…また来るわ」

大地と…瞬、緑、天佑、私は

それぞれ
「バイバイ」とか「またね!」と
紫音に告げて病室を出ようとしていた…




「きょん…と、あと天佑……
ちょっと……話あるんだけど

いい?」



話?
天佑はともかく……私にも?

なんでだろ…



「なんできょんもなんだよ」


そう言ったのが大地だからちょっと
びっくりしてしまう……



紫音はなんて答えるのかな…

でも
私にどんな用があるんだろう?

わざわざ
引き止めるくらいだから
何か大切な事なのかも…


大地の質問に答えない紫音…

多分…
“答えない”というより“答えられない”の方があってる気がする…


すると天佑が…

「まぁまぁ大地?
僕がいるから…
紫音がきょんを食べちゃうことはないよ?
安心して?」



天佑……
最後の方…声が本気だったよ?
怖い…ですよ〜


てか
食べるって…何を?




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