Animl life ~アニマル ライフ~
「きょん…
僕たちに言えないこと?
僕たち…そんなに信用ないの?」
天佑がさみしいそうに言った
信用がない?
そんなわけない
むしろ信用してる
紫音は真っ直ぐ私を見てる
「違うの……
信用してないわけ…ないじゃん
私は…私には…兄がいるよ…けど」
紫音と天佑はやっぱりって顔してて…
確信犯だったんだなって思った
「けど…なんだ?」
紫音が真っ直ぐ私を見て言う
「けど…
あいつは………………悪魔…だよ」
紫音と天佑は不思議そうな顔をしている
そりゃそうだよね
自分の兄のこと “悪魔” なんて言うんだもん…