ちゅーりっぷ*
さっきよりも真っ赤になった
三浦くん。
これって
照れてくれてるの... かな?
悶々と考え込んでいると
「ごめんっ!!
佐原さん... ちょっと来て!!」
私の腕をつかむと、
そのまま教室を出た。
「... へ?
ど、どこ行くの!?
三浦くんんん!?」
そんな私の声を無視し
止まるどころか、歩くスピードは
どんどん速くなっていく。
騒いでいた
クラスメートの声も遠ざかっていき─...
私たちは屋上にきた。