ちゅーりっぷ*
しばらく抱き合ったままいると
「叶多ー!!
お母さんのお帰りよ♪」
──バンッ
勢いよくドアが開いた。
「... か、かかかあさん!?///
ノックくらいしろよ!!」
三浦くん。
もう遅いと思うな。
私たち... 抱き合ったままだし。
「あらやだ!?
彼女さん来てたの
本当だったのね?」
驚いた顔をしながらこっちをみる。
今更ながら
三浦くんと離れ、座り直す。
「す、すみません...
お邪魔しています... 」
「なあーにかしこまっちゃって♪
邪魔してごめんなさいね?
あ、お名前は?」
「佐原穂香です」
「穂香ちゃんね♪可愛らしいわぁ。
じゃ、続きをどうぞっ!」
続き!?
「わかったから、早く出ろよ!!///」
三浦くん...
そこわかったなの!?
「はいはい。
じゃあ、ごゆっくり♥」
嵐のようだったな。
三浦くんのお母さんは
あっという間に出ていった。