浮気性彼氏がにゃん甘彼氏に!?
その日は、同じように琉樹と喋ることなく時間が過ぎて行った。
帰り、ひとりで道を歩いていたら、色気のある声が公園から聞こえてきた。
「あっ…琉、樹…だめだよ…」
…りゅ、琉樹…?
公園をチラッと覗くと、そこには琉樹と知らない女の人がベンチでキスをしていた。
ふたりのキスは、すごく深いもので…
あたしは立ち上がると、公園から道に視線を戻そうとした。
「琉樹…?どこをみてるの?」