浮気性彼氏がにゃん甘彼氏に!?

「…あぁ。で、なに?俺これから用事あんだよ」



屋上のドアに向かって歩いて行く琉樹が別人のようで。



喋り方も前と全然違う。



用事も、どうせ他の子と遊ぶんだろうな。



「ねぇ、あたしたち別れよう」



不意に言った言葉にびっくりしたのか、琉樹が勢いよく振り返った。



「お前いきな…「別れようって言ってるの」



琉樹の言葉を遮るように、強い口調であたしは言った。


< 8 / 136 >

この作品をシェア

pagetop