どうか君に【短編】
そんなある日、優子の母親から一通の手紙が届いた。
俺宛てに書かれた優子の手紙……
優子が死ぬ3週間前に書いたらしい。
俺は自分の部屋で封筒を開いた。
中には4枚の手紙。
1枚目を見てみる。
優子の繊細な文字が綴られていた。
『和輝へ
最初に謝ります。
ごめんなさい。
私、本当はすごく重い病気に掛かっちゃったんだって。
風邪にしてはしつこいから変だと思ったんだよね。
なんとかって言う長い名前の病気。
医者から言われたんだ。
私の手術が成功する確率は、砂漠に落とした小さなガラスの破片を探し当てるくらい難しいんだって。
だから私、手術しないことにしたんだ』
涙があふれてきた。
「バカやろう……ぅ……探してやるから……砂漠に落としたガラスの破片くらい……俺が探してやるから! だから……だから……くっ!」
俺宛てに書かれた優子の手紙……
優子が死ぬ3週間前に書いたらしい。
俺は自分の部屋で封筒を開いた。
中には4枚の手紙。
1枚目を見てみる。
優子の繊細な文字が綴られていた。
『和輝へ
最初に謝ります。
ごめんなさい。
私、本当はすごく重い病気に掛かっちゃったんだって。
風邪にしてはしつこいから変だと思ったんだよね。
なんとかって言う長い名前の病気。
医者から言われたんだ。
私の手術が成功する確率は、砂漠に落とした小さなガラスの破片を探し当てるくらい難しいんだって。
だから私、手術しないことにしたんだ』
涙があふれてきた。
「バカやろう……ぅ……探してやるから……砂漠に落としたガラスの破片くらい……俺が探してやるから! だから……だから……くっ!」