腐りかけの階段
もう泣き目なのも隠せない俺は、下品な話顔も股の間もぐじゅぐじゅだ
涼子に大切なところを見せるのはすごく恥ずかしいけど、それどころではない


涼子は、びっくりしながらもウェットティッシュで俺の大切なところを拭き、ポーチからなんだかよくわからないものを出してきた

「これはね、ナプキンって言うんだけど、あんた使い方分かる?」


「分かるわけねーだろ」

「はいはい」

「こうやって間に挟んで、血を吸って貰うのよ」

「うわあ、あ、なんか
ごわごわして、ぁ、変」

「変な声出さないで頂戴」

「んー、男用下着じゃ、ナプキンがうまく、くっつかないわね」

彼女はあんまり動じてないし、そもそも俺の男のちんこ見ておきながら、この無反応
本当に女子かこいつ
まさか俺のそんなに小さい…?
悶々と変なことばかり考えていたら、彼女がタンスからピンクのフリルのついた袋に入ったおそらく新品であろう可愛いぱんつを出してきた
そして俺の脚に通す


「な、な、な、女用のぱんつなんて嫌だっ」


「しゃあないでしょ
我慢しなさいな」


「で、でも、はみ出てるって!」


「さっき全部見たわよ」


しれっと言う彼女を尻目に俺は泣き目どころか完全に泣いてる気がしてきた
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