ダブル・ブレイカーズ01
アスタリスクは言った。


「アスタリスクくん!」


「七瀬さん、相手の思うツボだ」


「―――――――――そう、だね」


「ずいぶんと強気なお嬢さんだねぇ?」


「―――――――――」


さくらは女を睨む。


「それで?君のお名前は?」


「私はヒナ。そして、」


女は、紫のエナジーを出した。


瞬間、


女の姿が、屈強な男となった。


「どういうわけ?」


さくらはヒステリックな様子だった。


「七瀬さん!」


「特殊能力だよ。姿を変化する力?」


「そうよ」


男が女、ヒナの姿となった。


「なら、手加減する必要ない。アスタリスク!」


「あぁ」


「あんたたち、何者?」


「オレらは、ただの探偵と」


「その相棒さ」
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