ダブル・ブレイカーズ01
如月彼方と、アスタリスクの姿があった。

「如月くん、アスタリスクくん!」


さくらは二人に近づいた。


「戻ろう」


「そうだね」


「あんたたち、さっきのは、」


「七瀬さん」


彼方はさくらに言った。


「ごめん。あの姿になると、睡魔が急に―――」


「カナ!」


「ごめん。つい――――――!」


「さくらちゃん。今日は寝よう」


「そうね。聞きたいことがたくさんあるけど、整理しないとだめよね」


「ストップ」


彼方は五つの宝石を握った。


「―――――」


「アスタリスク、調べて」


「わかった」


彼方はアスタリスクに宝石を渡した。


「なら、行きますか」


彼方は言った。




「あの、ガキども」


ヒナは苛立ちながら言った。


今夜は最悪だった。


少年から宝石を奪おうとしたら、


逆に攻撃され、


宝石を五つ、奪われた。


その上、それなりの重傷だ。
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