ダブル・ブレイカーズ01
「それ」

「オレとアスタリスクのエナジー!」

「エナジーは、様々な姿に変化できる」


「僕らのエナジーは、二人で一つのエナジーなんだ」

「――――――――――――?」


「対になってるんだよ」


「黒と白だね」


「二つの力を一つにできる」


「あの姿、僕とカナが一つになった姿なんだ」


「アスタリスクくんは」


「僕はカナの精神で、カナに指示してた」


「相手の精神に、入り込めるんだよ」


「―――――――――?」


「カナが僕の精神に入り込めるもできる」


「いろいろだよ」


彼方は呟いた。


「―――――――――?」


「そうそう。さくらちゃん」


アスタリスクはさくらに言った。


「どうしたの?」


「これ」


アスタリスクは素手でそれを渡した。


それは、


桜色の美しい宝石だった。


「あ―――」

さくらは呟いた。


「チェリーブロッサム?」
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