ダブル・ブレイカーズ01
透き通る亜麻色の髪に、不思議な色の瞳。
病弱に見えるほどの色白で、
細い体つきである。
そして、恐ろしいほど整った美貌を持っていた。
<――――――――――――>
月夜に輝く姿は、
この世のモノとは思えなかった。
<お前、>
「死神さん」
<やめろよ、それ!>
<違うのかい?>
<ちげーよ!んな名前の奴いるか!オレには、如月彼方って、名前があるんだよ!>
<カナタ?>
<そう、彼方>
<カナ>
<なんで?>
<カナ>
<あだ名?>
<いや?>
<別に>
<なら、カナ>
<何?>
<このままでは、僕と君は見つかってしまう>
<だろうな>
<だから、僕と組まない?>
<何でそうなる?>
彼方は拳銃を持つ。
<感じるのさ>
<――――――――――――>
<死神のような探偵さん>
少年は彼方に言った。
<地獄の一丁目まで行く覚悟で、協力しないか?>
彼方は―――――――――
少年の手を握った。
それが、全ての幕開けだった。
病弱に見えるほどの色白で、
細い体つきである。
そして、恐ろしいほど整った美貌を持っていた。
<――――――――――――>
月夜に輝く姿は、
この世のモノとは思えなかった。
<お前、>
「死神さん」
<やめろよ、それ!>
<違うのかい?>
<ちげーよ!んな名前の奴いるか!オレには、如月彼方って、名前があるんだよ!>
<カナタ?>
<そう、彼方>
<カナ>
<なんで?>
<カナ>
<あだ名?>
<いや?>
<別に>
<なら、カナ>
<何?>
<このままでは、僕と君は見つかってしまう>
<だろうな>
<だから、僕と組まない?>
<何でそうなる?>
彼方は拳銃を持つ。
<感じるのさ>
<――――――――――――>
<死神のような探偵さん>
少年は彼方に言った。
<地獄の一丁目まで行く覚悟で、協力しないか?>
彼方は―――――――――
少年の手を握った。
それが、全ての幕開けだった。