ダブル・ブレイカーズ01
「五つの宝石は本物だったよ」

「その一つが、チェリーブロッサムだったんだな」


「うん」


「アスタリスクくん」


さくらは桜色のハンカチに宝石を包む。


「ありがとう」


「アスタリスク、他の宝石は?」


「如月探偵事務所よりって、カナが渡しに行ってね」

「ラジャー!」

「これ」


アスタリスクは彼方に、メモを渡した。


内容は、宝石の持ち主と地図だった。


「アスタリスク、徹夜したろ」


「眠い―――――――――」


「今から、宝石を渡しに行くから、アスタリスクは寝てろな?」


「ん――――――」

「ただ、さくらの宝石は取り戻したけど、全部取り戻したい」


彼方そう言って、外にでた。


部屋には、さくらと眠るアスタリスクがいた。
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