ダブル・ブレイカーズ01
彼方は絶句した。
「親には相談済みよ?」
「―――――――――――――――」
「あたしも事務所の一員に!」
「わかった!」
「彼方くん?」
「危険だよ?」
「ね、あたしはここの秘密を知ってるんだよ?」
「―――――――――」
「さくらちゃん、意外とちゃっかりしてる」
アスタリスクは呟いた。
「わかった!如月探偵事務所十代目所長の如月彼方が、七瀬さくらをメンバーに認めます!」
「ありがとう」
さくらはニコニコ笑った。
「ったく」
彼方は紅茶を飲みながら、レポートを廃棄した。
★
「へぇ?」
女はそこにいた。
「派手にやってくれたものね?」
女は呟いた。
「誰かしら」
女は呟いた。
「こんなに壊したくれた人」
そして、
「彼女のエナジーを封じたのは」
女の呟きは、
届かない。
「親には相談済みよ?」
「―――――――――――――――」
「あたしも事務所の一員に!」
「わかった!」
「彼方くん?」
「危険だよ?」
「ね、あたしはここの秘密を知ってるんだよ?」
「―――――――――」
「さくらちゃん、意外とちゃっかりしてる」
アスタリスクは呟いた。
「わかった!如月探偵事務所十代目所長の如月彼方が、七瀬さくらをメンバーに認めます!」
「ありがとう」
さくらはニコニコ笑った。
「ったく」
彼方は紅茶を飲みながら、レポートを廃棄した。
★
「へぇ?」
女はそこにいた。
「派手にやってくれたものね?」
女は呟いた。
「誰かしら」
女は呟いた。
「こんなに壊したくれた人」
そして、
「彼女のエナジーを封じたのは」
女の呟きは、
届かない。