僕はLillyに恋をしてはならない。
いつものように施設へ帰る。「聖マリア学園」
世代ひろく親のいない子供たちがたくさんいる。
「あ、お帰り草ちゃん。ごはんできてるわよ。」
「幸恵さんただいま。」
「あ、そうだ!ごはん食べてからでいいからさあ、資料室からアルバムをとってきてくれない
かな?」
「アルバム・・・?どして?」
「実は、ある子の両親が行方不明だったんだけどね。最近になってご両親が子供を探してくれ
てたの。だから、その子が施設で過ごしてた時間をアルバムで見せてあげたくて・・・。」
「なるほど・・・。わかった。」