僕はLillyに恋をしてはならない。






「音程ずれてる!!もっと丁寧に!」





学校を卒業して、緒方さんの家でレッスンを受ける日々





「はい、すみません!!」




ときには涙を流すこともある。




そのたびに緒方さんは言った。





「君は、スーパースターになるだろう。だから、必死にたえてくれ。」






それでも頑張って、頑張り続けた。






私の歌を、アメリカのどこかにいるあなたに届けたい。
< 68 / 81 >

この作品をシェア

pagetop