歌姫桜華





 私は軽々と避け、


 ニヤッと笑う。






「~~~~!!」






 それが相手の怒りに触れたのか、


 ブンブンブンブン、パイプを振り回してきた。





 私はパーカーのポッケに手をつっこみ、


 全て避け続けた。






 あれ…?


 もしかして……素人???





「ねぇ、今更だけど…あんた誰」


「…フッ、俺は白組副団長だ」




 ……あ、じゃあ、決して弱いわけじゃないんだ。


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