歌姫桜華
―――そして多数決の結果…
私たちのクラス・2-Sでは、コスプレ喫茶をすることに。
で、詳しいことを決めようとすると……
「美藍は、女装と男装……どっちもする。はい、決定!!」
と、町村さんが勝手に意見を言って、決定させてしまった。
「は、……はあぁああ!?」
私は席から立って、「嫌っ!」と何度も叫ぶ。
でも、ガン無視。
チッ…。あとで覚えてろよ…町村……!
殺気がただ漏れになっていたことを、私は気づかなかった。
「女装のときは……王道の猫耳メイドで♡」
奏多がにっこり営業スマイルで言った。