歌姫桜華






「じゃあじゃあ、男装のときは…ウェディングスーツで!!!」






 昂がキラキラと輝かしい瞳で言った。




 ……な、なんかさ…盛り上がっちゃってるけど…


 うん。私の意見をまず聞こうか。



 あんたらには、耳というものがついてるはずでしょ?



 それに、能っていうものもあるはず。





 ……だったら、少しは私に「どうですか?」って聞けや!!コラ!!!





 ニコニコニコ……と黒い笑顔をしながら、

 黒いオーラ(殺気含む)に包まれた私を見ると、


 …いや、見なくても気配で、




 うわ…怒ってる!



 って一発でわかる。





< 238 / 830 >

この作品をシェア

pagetop