歌姫桜華







 この感情を俺は大切にしていきたい。


 大切な初恋だから――――――――……












 俺、美藍さんのためならなんだってします。美藍さんや龍華のみんなを守ります。







 そう決めてたのに、俺が美藍さんの“闇”になってどうすんだよ。


 美藍さんを独りにして、どうすんだよ。









 美藍さんがいなくなるのは、もう少し先の話。






 “今”はまだ、幸せな日々。


 ―――崩れていくのは、桜が咲く季節。





<end>

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