歌姫桜華









 そこにいたのは、青髪に紫のメッシュ。明るい茶色の瞳を持った、謎の男。









「あなた、誰?」





 幸い、口にガムテープは貼られていなかったため、話すことができる。







「俺か?



 俺は、青澤 花崗【アオザワ ミカゲ】。


 魁輝【カイキ】の総長だ」







 ご丁寧に、族の名前とかまで…。





 青澤 花崗……。そういえば、あの二人「花崗さん」とか言ってたな…。





< 660 / 830 >

この作品をシェア

pagetop