歌姫桜華

照れてる君。





 ――次の日の放課後…





 俺たち5人は倉庫に向かおうと、校舎を出た。



 すると……







 ざわざわ…







 校門のところに異様な人だかりが。




「なにかあるんですかね…」



 紺が顎に手をそえて言った。





「ま、俺らには関係ねぇだろ」



 和也が興味なさげにそう言うと、歩き出した。





 俺らはそのあとを追う。







 校門を横切ろうとしたとき。






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