歌姫桜華
「こいつ、何者だ…!?」
「に、逃げようぜ!!」
「逃げる?バカじゃない?」
私から逃げれると、思わないでよね。
私を誰だと思ってるの?
龍華の10代目総長、桜華よ―――。
「逃がさないよ」
私は男二人の足元を足で払い、転ばせた。
店内には、男二人と同じように麻薬を求めてやってきたような男が3人ほどいた。
店員は…全部で、4名。
――一瞬で終わらせてやる――
「しょうがない。この店壊せば、麻薬の売られる場所はなくなるから……やっちまうか」