〇○。びーだまの中。○〇
「ねぇ母さん?似合うかな?」

波高の制服はセーラー服

紺色で意外に地味なんだ

「こら!はな!入学式からスカートおらないの!」

「えーだって…長いんだもん~」

「ダメです!もし先生に見つかったらどうするの?」

その時はその時で…ごめんなさいですむじゃん

でも入学式だしなぁ

「…はあ、わかったよ」

「情けないわ…それでも波高の生徒なの?」

あーウルサイウルサイ

「もーさき行っとく…」

「はーい、母さんあとから行くからね」

今年から初めてのチャリ通。

嫌なのがチャリがヘルメ着用なコト…

「髪乱れるっての!!」

だから途中からいつもノーヘル

「気持ちー…」

チャリから見る空の青さと

川のにおいと

でこをなでてくれる風が

好きだ







ココカラビーダマハキタナクソマッタ

「君、ノーヘルしてんの?」

「・・・?!」

え、やば…先生!?!?

って…隣の第二附属高の制服じゃん

しかも名札1年って書いてある

おなじ学年?うざったー…

私は軽くシカトした

「ねぇ、君波高じゃん!!俺、吉田佑介。」

はー…なに?いきなり・・・・











オドロイタ


カレノカオニ
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