実験体が恋をした
さて、お昼休みが終わりました。
結局ダラダラと過ごし、
予鈴で、移動した。
集合場所は、先輩が指示するらしい。
私達が指示された場所は、
体育館だった。
殆どのグループが、
体育館だったらしく、
かなりの人数が集まっていた。
「どうやって見つけよう・・・」
途方にくれ、私はため息をついた。
「・・・こっち」
いきなり柚我君が、手を引き、
歩き出した。
「へっ!?」
「あ、ごめん」
私が驚くと、すぐに手を離した。
「あ!いた!奏馬ー!」
茶髪のふわっとした髪の
先輩(?)が手を振っていた。
「・・・チッ」
今、舌打ちが聞こえたような・・・?
あ、眼鏡をかけた、
執事服が似合いそうな人が
頭をしばいた。
・・・大丈夫かな