気づかないスキ。
あーあ季市のせいでまた職員室行かなきゃいけないじゃん…!



あー!もう!ゆらの恋愛相談受けるはずだったのにい!



恋愛したことないけども!



スキとか分からんけども!



何となく聞いて返してるんだ!



それが、っぽいよーな言い方だからアドバイスになってるらしい!



力になれればまあーとりあえずいいよね♪



るんるんに考えてたら突然季市の顔がドアップになった



「わあー!ななななななに?」



「さっきからぼーっとすんなよなあーもう授業終わったで職員室いくぞー」



「あーうん!うん!いこー!」




廊下を歩いてるときに…




そういえばあのハゲツルピン森谷、生徒に自慢するほどあの髪型気に入ってるらしいよー



なーんて季市が言い出すから、プリントを取りに行くとき笑いをこらえるのに必死だった…



「あ…りがとうございます…くく…」




「どうした香野癸生?ぷるぷる震えてるぞ?寒いのか?」



「あー癸生はぷるぷるダイエットにハマっとるんで心配しなくても大丈夫です。」



なんてことを!



もうやばい…こらえれない…!ぷっ…



「おうそうか!神野季市が認めるくらい頑張ってるのか!先生も色々頑張ってるぞー」



そういって自分の頭をさした。




やっっっっば!くく…




やばい笑いが…笑いが…笑いが~!




「「ありがとうございました。(!)」」




二人でそういって職員室を出た。




扉を閉めた瞬間、季市と顔を見合わせた。




「「ぷ……あははははははははははははは!」」
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