キライのちスキ・・《短編》
<裕太>

アイツは俺のこと、相当嫌いみたいだ・・・




あそこまでつっかかってくると、どうしたらいいかわらなくなる。





──ウィーン…──

「いらっしゃいませ」


珍しく男客だ。




その男客は、えみのところに向かって花を選んでいた。



「いらっしゃいませ♪」


んだよ…アイツだって笑顔じゃねぇかよ。



なんかムカつく……





俺には見せない笑顔で男客とやたらと楽しげに話をしている。



笑ってるし。



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