キライのちスキ・・《短編》

「ありがとうございました〜♪」



男客は花を買って帰っていった。








「おい。」



「何よ」


さっきの男客に向けていた顔とはまた別人のように俺には冷たい顔を見せた。





「お前だって、笑えるんじゃねぇか」




「はぁ?」




「お前も笑ってれば少しは可愛げあるのにな」




「裕太には関係ないでしょ」





俺には関係ない?!




なんか無性に腹が立つ。


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