キライのちスキ・・《短編》
<えみ>

さっきまで喧嘩ばかりしていた裕太が…優しい。





私‥ドキドキしてる……







ちゃんと、家まで送ってくれた。





「家、ここだから‥」



家を指差した。





「おぅ、じゃぁ、また明日な!」



初めて向けられた笑顔‥‥



目が離せなかった。



手を振って帰っていく裕太を見えなくなるまで見つめていた。



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