キライのちスキ・・《短編》
──ウィーン…──
「お疲れさまでーす♪」
「あっ、えみちゃん。今日も1日頑張ってね!」
「はい!」
「店長、裕太は?」
「裏でご飯食べてるよ」
「ありがとうございます!」
私は、急いで控え室に行った。
ガチャ………
「おはよ♪」
「おぅ。」
「今、ご飯?」
「まぁな。」
「裕太、これ……」
私は、クッキーを渡した。
本当はすごく心臓がバクバクしてる…。
迷惑かな?
「…俺に?」
「うん…、昨日のお礼。」
「……そんなん気にしなくていいのに。これから毎日送っていったら毎日作ってくるのか?」
「え………?毎日送ってくれるの?」
「………、あぁ。だから、気にするな。でも、サンキュ!」
やっぱり、この人の考えてることがわかんないよ…
でも、私…めちゃくちゃドキドキしてる……