君の事ばかり
「べ、別に聞かなくて言いし」
可愛いくない事を…
「お願い。」
真剣な眼差しで見るから思わず口が滑った。
「私ある人の事を考えると胸が……」
言い掛けたら、何か体に暖かい物が、フワっとなんだろうっと思ったら、抱きしめられていた。
ビックリした。
「何?」
また顔が赤くなった。
「昔約束したこと覚えてる?」
あの事龍兄は、覚えていてくれたのか…
「忘れる事無いよ。あの事は……」
忘れる事無い
「じゃあ何?」
「私が龍兄と結婚」
「何、聞こえな〜い」
龍兄の奴ぅ〜
「結婚」
語尾に怒りマークがついた。
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