君の事ばかり
教室は空いていた
『おはようございます。遅れてすみません』
声が重なってた。
「入学早々遅刻してラブラブ登校何て見せ付けてんな」
『ワハハワハハ』
皆んなに笑われた。恥ずかしい
何この先生。私この先生好きになれないかも…
『見せ付けてません』
「ほら息ピッタリじゃん。」
何こいつ
『だから』
また声が重なった。
「だから十分見せ付けてるとしか思えない」
先生のくせに生徒をからかい過ぎ
「先生、ヤキモチですか?」
小声
「え・大川?」
何言ってるんですか?大川君
「黙ってろ」
「うん」
「ばっんなわけな、ないだろ。」
うわー先生戸惑って可愛いてか見てんのが面白い
「み、皆んな廊下に並べ」
うわー慌てて皆んなに指示だした
先生を見てたはずなのに不意に大川を見ると急に大川が笑顔でウインクしてきた
並びは番号順だ。
ここかなぁ?
あっ進んだ。やっと入学式かぁやっと高校生になったんだー
入学式は少し緊張
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