君の事ばかり
「早く答えを教えてよ」
教室の窓越しに喋るあたしと大川
「お前の」
え・あたしの?
「あたしの名前?」
「そう」
「やったーってなんでやねん」
両手を挙げて嬉しそうに…
「プッ乗りツッコミ」
何か笑われた。ちょー腹立つ特にこいつに笑われたら
「あたしにも小泉ゆずって言う立派な名前があるんですけど。」
言ってやったと思った。
「あはははは」
また笑われた
「なんで?」
「でけえのに小泉小泉ははははははは」
むか
「 そう言うなら大川もじゃんチビなのに大川っておかし過ぎだよ」
ムカついたから言い返しただけどやっぱり改めて言われるとへこむわー
『はぁー』
「どうしたん大川」
「そっちこそ」
『はぁー』
帰ろうかな。 と思い自分の席を立ったら
「何処いくん」
「帰えるに決まってんじゃん」
「じゃあ、一緒に帰ろ」

え・・・い一緒にかえるなんて体が拒んでいるは…
そう思ってる時にはもう手遅れだった。
「うん」
首を横じゃなく縦に振ってた。
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